介護業界では様々なスタッフが働いています。介護スタッフだけではなく、リハビリ担当者や介護スケジュールを組み立てる人もいて、その中のひとつとして送迎ドライバーの仕事もあります。
送迎ドライバーは、基本的にデイサービスなどの通所型の施設で活躍する仕事です。施設を利用する人々の送り迎えをする仕事となります。そのため、午前中と施設終了後の2,3時間程度ずつ仕事をすることになり、その間は介護施設で介護スタッフとして働く人もいれば、ほかのドライバーとして荷物の運搬などの仕事を入れている人もいるでしょう。いずれにしろ、介護施設の送迎ドライバーだけをする人は少ないです。
送迎ドライバーは、車の運転をすればよいだけではありません。時には乗客が安全に乗り降りできるように介助する必要もあるので、介護福祉士や介護職員初任者研修などの資格を有していると採用率が高まるでしょう。
介護業界の送迎ドライバーに向いている人の特徴としては、丁寧な運転をする人、そして観察眼が優れている人ということができます。
優れた運転技術を有していることよりも、丁寧な運転をして乗客が安全に、そして安心して過ごすことができるように慎重で丁寧な運転をすることが優先されます。
車を停める際や信号を曲がる際などに利用者に声をかけて、安全に配慮する丁寧さがあるとよいです。
また、利用者は高齢者が多く、体調の急変などがないとも言い切れません。
車内の空調が適切であるのか、気分を悪くしていないか、などといったことを観察して察知することができる人が向いています。